センパイ!
学生の想い、卒業生の想いを聞きました!

歴史との関連性を見出しながら挑む
生徒の興味を惹く「地理」の授業

西武台千葉中学校?高等学校 勤務
伊藤 菜摘さん
人文学部 歴史学科 2019年卒
千葉県立成田北高等学校 出身
卒業生_WEB_伊藤

「歴史に興味を持つ人を増やしたい」。その想いから教員をめざすように

教員になりたいと考えるようになったのは、中学の歴史の先生がきっかけです。その先生の授業は歴史と話題のニュースを絡めるなど、とてもわかりやすく、苦手だった歴史の授業を楽しいと感じるようになりました。私と同じように歴史や社会科に興味を持ってくれる人を増やしたいという思いも生まれ、教員をめざすようになりました。
 
進路は教育学部と悩んだのですが、より歴史の専門知識を身につけたいと考え歴史学科を選択。188体育平台_188体育博彩-【官方唯一授权】@歴史学科は、オープンキャンパスで感じたアットホームな雰囲気と、少人数で学ぶことのできる学習環境に惹かれて入学を決めました。

模擬授業を繰り返して身につけた、就職後も活きる授業力

大学生活で印象に残っているのは、「教職サークル 師道塾」や教職課程で模擬授業を多く経験できたこと。1年次という早いうちから授業に向き合う姿勢や板書計画をはじめとした授業づくりの基礎を、実践を交えながら学ぶことができ、教育実習も自信をもって挑むことができたと思っています。
 
師道塾での経験は、教員になった今でも活きています。特に意識しているのは、目線の移し方です。黒板に文字を書いていると、どうしてもチョークを持った手と反対側ばかりに視線を送ってしまいます。ですが、教員として教室全体を見ることはとても大切だと指導いただきました。自分の背中の後ろ側にいる生徒にもしっかりと目線を送るよう、今でも心掛けています。

歴史の知識を活かして地理の授業を担当し、担任としても生徒の成長を支え続ける

そして現在は、中学?高等学校の教員として地理の授業を受け持っています。はじめは歴史をメインに学んできた私が地理の担当になるとは思わず戸惑いも大きかったのですが、今では「地理が得意」と思えるほど自信もついてきました。
 
地理を苦手と感じる生徒もいるようなのですが、学生時代に学んだ歴史や現代の諸問題を絡めながら、興味を惹く授業づくりを心掛けています。「初めて知った!」という反応をもらえた時は本当に嬉しいですね。
 
教員になって5年目。昨年からは中学1年生のクラス担任にも抜擢され、より生徒一人ひとりと関わる機会が増えました。クラス運営に悩むこともありますが、日々成長する生徒たちの姿を間近で見ていると、教員としても大きなやりがいを感じます。これからも生徒たちとの信頼関係を築き、生徒がさまざまな場面で「挑戦してみたい!」と思えるように支えていきたいと思います。