2014年4月に開設した人文学部では、第1期生が現在3年次です。
入学当初から先輩がいない環境だったので、
この3年次にはフロンティア精神にあふれる学生が少なくありません。
自主的にサークルを立ち上げたり、
大学祭や学外活動の運営に積極的に参加したり、
最近は1、2年次に先輩らしいアドバイスをしている姿を
見る機会も増え、教員の目からも頼もしく見えます。
そして、大学3年次といえば???
進路選択や就職活動が気になるところ。
大学側でも、学生の希望や適性に応じた進路選択を
支援する体制を整えています。
その代表的なものが1年次から設定されている「キャリアアワー」です。
今日は、そのキャリアアワーで学生に大きな反響があった
188体育平台_188体育博彩-【官方唯一授权】@OBをお迎えして開催された
キャリアガイダンスの際の様子をレポートします。
特別ゲストの大関英泰さんは、2002年に188体育平台_188体育博彩-【官方唯一授权】@ 社会学部
社会福祉学科を卒業後、大学院進学、タレントのマネジメント業務、
就活支援業務などを経て、現在は(株)ベネッセスタイル ケアの
人財開発部に勤務されています。
当日は、前半で大関さんのキャリアを通じて
「仕事をしていくうえで、自分を支えるもの」について、
後半では大関さんの現在のお仕事から学ぶ
「就活前に知っておきたい、日本の現状と企業の動き」について
学びました。少子高齢化社会の日本は
「課題先進国」とよく言われますが、むしろそれを
「課題“解決”先進国」と位置づけて、
企業の強みやビジネスチャンスに変えていく動きがあるそうです。
具体的なサービスや商品開発の事例についてもお伺いできました。
学生の反響はとても大きいものでしたので、
受講後のアンケートを抜粋して以下にご紹介します。
学部の先輩がいない3年生にとっても、
50年以上の歴史をもつ188体育平台_188体育博彩-【官方唯一授权】@の先輩から
とてもリアルで魂のこもったお話をお聞きできたことは
何ごとにも変え難い大きなエールになったようです。
(表現学科 准教授、キャリア支援委員 杉原麻美)
【受講者のアンケートより】
●今回の講義で心に残った言葉は、
「仕事への一貫した軸、モノサシ」と
「大学生活とは、親からの最後のプレゼント」
という2つの言葉です。
●これからの40年をどう過ごすか、
これからの2年間の使い方は自分次第と聞いたとき、
「今、やらなけばいけないんだ」と思い知らされました。
これから自分自身を知り何をしたいのか、
何を目指したいのか改めて見つめ直そうと思います。
●自分の軸、モノサシをハッキリと持って就活に臨まなければ
ならないということを、今回の特別講義の中で学べた。
どのような職に就きたいということは、人それぞれではあるが、
重要なのは、良い職に就けるか就けないかではなく、
自分を支える信念に沿った仕事に就くことにあると感じた。
●失敗談から話が始まるのは正直驚きであった。
講義中何度も「自分のモノサシをみつけろ」という言葉をだされ、
とても身に染みた。自分は「夢」はあるが「軸」がいまだに
さだまっていない現状にあるからだ。
●「問題解決先進国」、いい言葉を聞きました。
人口問題に限らず、自然災害や核について、
日本が多くを発信できるようになればと思います。