センパイ!
学生の想い、卒業生の想いを聞きました!

身につけた「福祉の視点」を活かして、
福祉以外の分野でも活躍したい

小安 涼太さん
社会福祉学部 社会福祉学科 3年(2023年取材時)
千葉県立船橋古和釜高等学校 出身
社会福祉学科小安涼太1

現職で活躍する教授陣から、多角的な視点で「支援」を学ぶ

福祉を学ぼうと思ったのは、高校でスクールソーシャルワーカーの方と出会ったことがきっかけです。私の話に親身に耳を傾け、寄り添ってくれたワーカーさんの姿を見て、自分も子どもたちの心の拠り所になりたいと思うようになりました。
 
188体育平台_188体育博彩-【官方唯一授权】@ 社会福祉学科は、スクールソーシャルワーカーをめざす上で重要な資格である社会福祉士の資格取得率が高く、資格取得のための支援も充実している点に惹かれ入学を決めました。入学後に感じたのは、現職として活躍している教授が多いということ。授業では
事例をもとに支援について学ぶことが多いのですが、現場をよく知っているからこそ「こういう場合もある」と、さまざまな可能性を示してくれるので、多角的に捉える視点を身につけることができていると感じます。

実習を通して気づく、子どもたちとの向き合い方

1年次からさまざまな実習に参加してきましたが、特に印象に残っているのは知的障がいのある子どもたちが通う施設での実習です。「子どもたちへの支援を学びたい」と考えていた私は、3年の夏休み期間に訪問。子どもたちとプールに入ったり体育館で遊んだりと交流を深めました。
 
施設に通う子どもたちのなかには言語でのコミュニケーションが苦手な子も。はじめはコミュニケーションに難しさを感じていたのですが、深く関わっていくうちに「この表情は嬉しいと感じているな」「今日は気分が乗らないのかな」と、表情や仕草、リアクションなどからわかるようになっていきました。子どもたち一人ひとりとしっかり向き合う大切さを改めて学ぶことができ、自分の成長を感じることができました。
 
4年次には、高校生の頃から憧れていたスクールソーシャルワーカーの実習に行く予定です。現職の方から実際に働き方や支援の方法を学び、将来につなげていきたいと思います。

将来は、人々と福祉の制度をつなぐ活動に関わりたい

スクールソーシャルワーカーになりたいという夢はもちろんですが、ゆくゆくは将来、「支援を必要としている人」と「制度」をつなぐ橋渡し役のような存在になれればと考えています。大学の学びのなかで、利用できる福祉制度があるのに制度自体を知らない、利用方法がわからないという人が多くいるのだと気づきました。そういった人々がきちんと必要な支援を受けることができるような活動に関わることができたら嬉しいです。
 
実はもう一つ、声優になりたいという夢も抱いています。福祉とは異なる分野かもしれませんが、声優になり自分の知名度が上がれば発信力も高まるはず。その発信力を武器に、福祉制度に関する知識をより多くの人に届けることができるのではないかと思っています。違う分野に進んだとしても、社会福祉学科で学んだ「福祉の視点」を活かして活躍していきたいです。