「絵本のまち板橋」の魅力をSNSでどう伝える?

表現学科3年 の増山です。

 

人文学部のキャンパスがある板橋区は、絵本にゆかりのある区です。

私の所属する杉原ゼミでは、板橋区立美術館「イタリア?ボローニャ国際絵本原画展」と、関連イベント「絵本のまち板橋&ボローニャ絵本さんぽ」の参加店を7~8月にかけて取材し、記事を配信する活動を行ってきました。

?絵本のまち板橋プロジェクト(note)

 https://note.com/sh_ehon_project

?絵本のまち板橋(板橋区HP)https://www.city.itabashi.tokyo.jp/kusei/1025922/index.html

 

そして、取材を通して見えてきた「絵本のまち板橋」の魅力を今後どのように発信していくかを考えるため、9月24日(金)のオンラインミーティングにADKマーケティング?ソリューションズ( https://www.adkms.jp/ )の藤本耕平さんをゲストにお迎えしました。

 

藤本さんはSNSを活用したコミュニケーション戦略や若者のマーケティングに関する専門家で、ご自身が立ち上げた若者マーケッター集団「ワカスタ」( http://wakasuta.com/ )では若者の流行や考え方を若者自身が分析するワークショップを実施されています。

事前に藤本さんのプロフィールやワカスタのHPを見たゼミ生からは、

「なぜ“若者”に着目したのですか?」という質問がありました。

藤本さんは広告のお仕事でさまざまな企業や商品を担当し、なかでもとくに若者向けのブランドや若者向けの情報を集めることにわくわくし、若い人についてもっと深く知りたいと考えたのがワカスタのきっかけだとか。また新入社員の頃からマーケティングに関わっていたことで、社内でも「若いマインドを持ったマーケッター」として重宝され、いろいろな相談が入るようになったそうです。   

 

ワカスタで挙がった若者世代のSNSの使われ方の具体例を挙げていただきながら、SNSによる訴求を効果的に行ううえで「どんな情報が伝わりやすいか?」を教えていただきました。この中には、私たちが行っている「絵本のまち板橋プロジェクト」に活かせそうなポイントがたくさん登場しました。これらのポイントを踏まえて、ブランドの魅力や強み、その価値がもたらす社会的な意義を掛け合わせたアクションを考えていくことが重要なのだそうです。

 

藤本さんのお話の後、グループディスカッションを行いました。

ディスカッションのテーマは、SNSを通じてどのようなアクションを行えば、多くの人に「絵本のまち板橋」の魅力を知ってもらえるか。3年生と4年生が混ざって複数のグループに分かれ、絵本のまち板橋の魅力と、プロジェクトの社会的意義という二つの観点からSNSを利用した発信方法について話し合いました。

 

ディスカッションをより良いものにするため、藤本さんがいくつかのグループを回り、アドバイスをしてくださる場面もありました。私のグループも藤本さんのアドバイスで議論がクリアになったように感じ、印象に残っています。

 

発表は1グループが代表して行いました。絵本のまち板橋の魅力やプロジェクトを進める意味を改めて理解できる発表に、良い話し合いができたのだとわかります。各グループで話し合った内容をもとに、今後ゼミで具体的取り組めることを検討したいと思います。

 

そして最後には、質疑応答のお時間をとっていただきました。時間ギリギリまで質問してしまったにも関わらず、藤本さんは丁寧に答えてくださって有難い気持ちでいっぱいです。

貴重なお話とアドバイスをしてくださった藤本さん、ありがとうございました!

 

(表現学科3年杉原ゼミ 増山、榎戸)

2021年11月

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