栄養学科の実験実習を覗いてみよう2『応用栄養学実習~栄養アセスメント~』

今回は、3年生前期に行う応用栄養学実習についてご紹介します。
応用栄養学実習では、全15回の実習の中で栄養アセスメント?栄養管理計画?献立作成など、一連の栄養士業務について実践的に学びます。

栄養アセスメントとは、対象者が普段どのような生活を送っているのか、血液検査や尿検査の結果に異常はないのか等を詳しく調べて、栄養状態を把握?評価することです。この栄養アセスメントは、対象者に最適なアプローチをする為にはとても大切な業務といえます。

実習内では、自分自身を対象者として様々な検査?計測?調査を行い、そのデータをまとめていきます。電卓が必須アイテムです。

さて、この日は第6回目の実習でした。
学生は5回までに身体計測?食事調査?歩数計を使ったエネルギー消費量の調査?血液検査?尿検査を行ってきたので、それらのデータを用いて栄養状態の判定?評価をします。

授業風景を覗いてみると、

栄養学科ブログ実習紹介「応用栄養学実習~栄養アセスメント~」授業風景
授業の最初は先生の説明。

栄養学科ブログ実習紹介「応用栄養学実習~栄養アセスメント~」
電卓を使って計算。身体計測の結果を見て、栄養状態を評価しています。

栄養学科ブログ実習紹介「応用栄養学実習~栄養アセスメント~」2

こちらは、食事調査で把握した食事の量や内容と、歩数計を用いて調査した消費エネルギーを総合的に評価しています。
すべてのデータを評価した上で出てきた課題に対して、最優先に改善するべきことは何なのか、どのようにしたら改善できるのかを良く考えて、自分の言葉で書いていきます。

このように、応用栄養学実習ではたくさんのプリントが配布され、プリントに沿って栄養アセスメントを進めていき、この先の栄養管理?献立作成へとつなげていきます。