2020年8月アーカイブ

地域の中学、高校の生徒を対象にした施設開放 「図書室開放ウィーク」を行いました。

 

本学では、ボランティア活動を始めとして、地元に対する地域貢献活動を積極的に行っています。しかし、今年はコロナ禍の影響もあって、その活動もなかなか難しい状況です。

 

そこで、地域連携委員会では、図書室運営委員会と連携し、本校の学生向けに実施している夏休みの図書室開放を、「図書室開放ウィーク」として企画?実施いたしました。

この「図書室開放ウィーク」では、地元の千葉市立松ケ丘中学校?千葉県立千葉南高校の生徒さんを対象に、8月11日から18日の期間限定で開放し、本学図書室を利用していただくきっかけとして開催いたしました。

 

本学の図書室は、医療、看護、栄養の蔵書だけでなく、一般書や医療系の漫画?絵本?雑誌等も含めて多くの蔵書数を誇っています。また、緑が見渡せる開放感のある室内は、集中して読書や学習をするにはとてもよい環境にあります。

 

感染症予防のため、図書室の開放にあたっては、本学の学生同様、生徒さんにも健康チェックにご協力いただきました。

 

「図書室開放ウィーク」に参加された生徒さんの感想では、

〇専門書が充実しているのはもちろんですが、今年の本屋大賞作や直木賞受賞作もそろっており、とてもわくわくしました。静かで非常に集中して学習ができました。

〇コロナの影響で付近の図書室の自習室が閉まっていて、集中できる場所を探していたので、とても助かった。もう少し利用時間が欲しかった。

〇医療系や栄養学の本がとても沢山おいてあり、自分の知りたいジャンルの本があってよかったです。知りたいことは図書室に行けば解決しそうです。

など、大変好評でした。

 

今後も地域連携委員会では、地域の皆様への貢献活動を積極的に行ってまいります。

 

 


【集中して勉強や読書をされていました】

 

 

【図書室では様々なイベントをしています】

 

 

【今回来場された方へプレゼントしたノベルティグッズです?】

連日の猛暑が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。

こまめな水分補給を心掛け、熱中症に注意しましょう。

 

さて、看護学科の学修支援委員会は、8月12日(水)に1年生を対象にした夏期講座「しっかり書ける!レポートの基本講座」をオンラインで実施しました。

 

188体育平台_188体育博彩-【官方唯一授权】@の影響により、特に1年生は教員に直接会ったり相談したりする機会も少なく前期を過ごし、不安も大きかったと考えられます。ここで基本に立ち返り、今まで行ってきた学修を踏まえ、レポートの書き方について1時間の講義を行いました。

 

 

レポートの構成、文章表現、文献データベースの検索方法等について改めて振り返ることができました

 

特に学生からニーズがあった「文献引用の書き方」については、丁寧に講義を行いました。

 

終了後アンケートでは、

  • 今まで意識できていたものもあれば、今回初めて正しく理解することができたものがあり、とても勉強になった。今後の課題学習に役立てようと感じた
  • レポートを書くときに主観的に書いてしまい客観性が欠けていると振り返ることが出来たので、客観的に書けるように表現の仕方を変えていきたい

など、学生の学修意欲の向上が期待できる結果となりました。

 

今後も学修支援委員会では、全ての学年が効果的かつ意欲的に学修できるよう、サポートしてまいります。

 


皆さんこんにちは!

今年は遅めの梅雨明けとなり、やっと夏らしくなりましたね!

日々のコロナウイルス感染対策と、これからは熱中症対策もきちんと行っていきたい今日この頃???。

  

さて、前回は実験をテーマにしていたので、今回は実習にテーマを変えてお話ししようと思います!

 

栄養学科では3年生の後期から保健所?病院?給食施設に行き、実際に現場を学ぶ「臨地実習(りんちじっしゅう)」が行われます。

この経験を通して、【自分は管理栄養士になって、どこで活躍したいのかな?】と考えるきっかけの一つにもなるのです。

 

そして臨地実習に行くためには、3年生前期までの期間に様々な学内での実習授業に取り組み、知識?技術を得なくてはなりません。

その中から今回は「給食経営管理論実習」のご紹介をいたします!

 

「給食」と聞くとわくわくしますよね。

筆者である私も中学生まで学校給食を食べていましたが、毎月出る給食便りをみて一喜一憂していたのを覚えています。

 

その給食のメニューを考えているのが管理栄養士なのは皆さんご存じでしょうか?

利用者の身体状況や栄養状態、利用の状況などに応じてエネルギーおよび栄養素摂取量が適切な食事を考え、おいしく、かつ安全に提供するための知識が必要になります。

 

ところで、ここはどこだと思いますか?

 

正解は……「給食経営管理実習室」です!

 

飲食店でアルバイトをしたことがある方もいると思いますが、ここまで設備が充実した厨房はなかなか見かけませんよね。

管理栄養士として給食施設での仕事を学ぶため、栄養学科はこのような本物さながらの厨房があるのです。

ここで毎年、給食経営管理論実習を行い、実際に学生が提案したメニューを100食作り、大学の方々に提供しています。

今年度は感染症対策として、少数での対面授業に変更し、100食から30食に減らして実施しました。

まずはオリエンテーションとして、教員から大量調理についてのお話と、どのメニューを作成するかが話し合われました。

 

 

連日コロナウイルス感染者が増えていく中、対策をしっかりと行いながら栄養学科は少人数授業を行っています。

 

入り口ではアルコールで手指消毒を行っています。


そして、大学が行っている健康チェックの確認もかかせません。

 

本来は1つのテーブルに4人は座るはずでしたが、現在は2人に減らしています。

中庭につながる大きな窓も開けて、換気も十分です。

 

教員から、衛生チェックに関する話がされています。

学生は真剣に聞いているようですね。

 

2年生までは栄養学の知識の習得が基本でしたが、3年生になるとその知識の「実践」が授業の中心になります。

例年のように学生同士のコミュニケーションをとることが難しいので、他の実験?実習を含めた栄養学科全体で、引き続き試行錯誤が続いています???。

 

 

最近は「遠隔」、「リモート(remote)」、「ディスタンス(distance)」と、人と人とが離れていると感じる言葉が多いですね。

 

ですが、私たち栄養学科ではこのような時だからこそ、より学生と教員の関係を強くして一緒に乗り越えていきたいと思っています。

しばらくはまだ不安な日々が続きそうですが、自分の未来への気持ちや行動は前向きにしていきたいですね。

そして、教員はその気持ち?行動に常に寄り添っていきたいと思っています!

基礎看護学実習Ⅱ(2019年度分)が7月27日より8月4日まで行われました。

 

2019年度基礎看護学実習Ⅱ(2年生対象)が行われたのは、未知の感染症であるCOVID-19の第1波の拡大の時期(2020年2月~3月)であり、一部の施設での臨地実習ができなくなり、24名の学生さんが待機せざるを得ない状況にありました。3月に一部のプログラムを行い、改めて実習を受けてくださる施設を探して、この7月27日から臨地実習を予定していたのですが、第2波の到来により、再び臨地で行うことができなくなり、遠隔での履修を余儀なくされました。8月末より、次の臨地実習科目である「成人看護学実習Ⅰ」の履修を控えているため、この時期にどうしても履修しなくてはなりません。

 

臨地実習科目ですから、リアルさが問われます。

紙上患者を用いてアセスメントし、看護援助の内容と方法を決定していくプロセスを重視した実習です。紙上患者の情報のリアルさも重要ですが、その見え方も重要です。病院で使っている電子カルテを模した形で学生さんに情報を提供し、必要な患情報を収集してもらいます。

 

 

この電子カルテも教員の手作りです。タブをクリックすると血液検査結果だけでなく、レントゲン検査結果の画像も見ることができます。

 

 

カルテ情報だけでは患者さんへの看護は提供できません。臨地実習では毎朝、受け持ち患者さんのところへ出向き、実習開始のご挨拶とともに、体の具合や食事?睡眠といった基本的な療養生活の状況を伺います。今日はその演習をオンラインで行いました。予め、オンライン会議システムを通して、どのように声掛けを行うのか、どのような情報を得るのか、学生さんどうしで戦略を練っています。

 

さて、本番です。

紙上で示された患者さんは、実際どんな方でしょう?

仁戸名淑子さん(仮名) 82歳 救急車で運ばれ緊急入院になった方ですが、内服治療と安静療法のみで経過は順調、バイタルサインズの問題がなければ活動範囲が徐々に拡大されていく予定です。比較的お元気そうですね。

 

このチームの代表はA子さん。チームの代表だけでなくチームメンバーもオンラインでつながっています。自分が病室に行った気持ちになって????。

 

A子さんは素敵な笑顔で「おはようございます。昨夜は眠れましたか?」とさわやかに仁戸名さんに声を掛けます。仁戸名さんは「あなたとうちの孫は同じ歳なのよ。こんな風に気にかけてもらって嬉しいわ!」と少し興奮気味でおしゃべりが止まりません。いろいろと会話がはずみましたが、A子さん、聞きたいことを十分に聞くことができましたか?

 

 

病室のリアルさは実習室だからこそできる演出です。病室を演出する小道具もたくさん用意しています。それぞれ患者さんにとって意味のあるGoodsなのですよ。患者さんの気持ちを想像するために鍵となる重要な小道具たちです。こんな風にして撮影していたのですね。

 

 

全体風景はこんな感じです。

リアルさを演出するために教員たちは相談に相談を重ねています。そいうことは‥‥仁戸名淑子さんは教員?!‥‥そうなのです。気が付いていた学生さんもいましたが、全く気が付かなかった学生さんも‥‥。そのあとに行われたグループワークの際にグループの仲間が「〇〇先生が???」と話したのでそこではじめて気づいたそうです。

 

臨地実習での学生さんの学びが最大限になるように支援するのが教員の役割ですが、コロナ渦にあって、臨地実習が叶わず、学内演習もしくはこのように遠隔での演習を余儀なくされる事態もあるかと思いますが、学生さんの学びが最大限になるよう、教員一同、精進していきます。