2020年12月アーカイブ

みなさんこんにちは!

 

寒さが一段と身に染みる季節となってきましたね。

今年も残りわずかですが、みなさんはいかがお過ごしでしょうか。

引き続き、体調管理には気を付けていきましょう。

 

さて、前回に引き続き、「栄養学科の実験実習を覗いてみよう」のコーナーに参りたいと思います!

今回は、2年生後期に行われる「基礎栄養学実験」をピックアップしました。

 

 

鶏の肝臓から遺伝子(DNA)を取り出して観察する授業ということなので、お邪魔してみようと思います!

早速ピンセットと解剖はさみを使って、鶏の肝臓を細かく刻んでいきます。

ホモジナイザー」という機器で、さらに細かく粉砕してすりつぶしていきます。

簡単そうに見えますが、実は体力と集中力がとても必要な作業になります。

隣で担当教員が見守る中、学生の緊張も高まります…!

 

必要な試薬を加えていき、作業も進んでいきます。

 ここからどのようにDNAが見えてくるのか、学生も興味津々です。

最後の作業を終えて、ガラス棒で巻き取られた細長い糸のようなものが、DNAの鎖のようです!

この中に、たくさんの鶏の遺伝情報が保存されていると思うと、とても興味深いですね。

 

 

いかがでしたでしょうか。

さまざまな栄養素が、体内へどのように取り込まれるかを学び、その結果を評価する方法を身につけることが、基礎栄養学実験の主な目的です。

 

みなさんは健康診断などで、「血液検査」や「尿検査」という言葉を耳にしたことありますか?

管理栄養士はこれらの検査結果から、対象者の栄養状態や病気とのかかわりを検討していくことも、大切な仕事のひとつなのです。

 

 

今回は、栄養状態を把握するために重要な「遺伝子」について、入口ともなる授業を覗いてみました。

今後もさまざまな実験実習を覗いてみようと思いますので、引き続き楽しみにしていてください!

 

 

2年生の老年看護援助論Ⅰで、本人の視点で考えるグループワークを実施しました。

 

看護学科の教育目標として、「看護専門者として、対象者にとっての最善について考え、行動できる能力を培う」ことがあります。

 

そのため老年看護援助論Ⅰでは、『本人の視点で考える』ことで、本人やその周囲の人々や環境にそった支援のあり方を考えるためのグループワークを実施しました。

 

まず、グループ毎に2年生の前期の老年看護学実習Ⅰで学んだ街についての状況を参考に、グループの街を設定しました。グループメンバーは、高齢女性とその家族の役になります。主婦として誇りを持ち、これまで家族のため、子どもたちの幸せのために生活してきた高齢女性が、大腿骨頸部骨折をしてしまい手術をしました。自宅に退院したものの、歩行や日常生活に不安があります。家族であるグループメンバーは、高齢女性がどうしたいか、どうなりたいかを高齢女性とともに本人の視点で考えました。そして、そのために支障になること、できることをふまえ、本人の暮らしに必要な支援について考えました。これはまさに本学の建学の精神である利他共生、Not for him, but together with himです。

 

188体育平台_188体育博彩-【官方唯一授权】@感染症の予防のため、発熱と感染症状の有無に関する健康チェックを確認したあとで、96人を3つの教室に分散して、全員がマスクとフェイスシールドを装着しました。また、唾液を飛ばす機会をできる限り減らすために付せんを使って自分の考えを書き、ソーシャルディスタンスを保つため大きな模造紙に付せんを貼り付けるようにしました。

 

グループワークには、皆、楽しそうに参加していました。学びとして、家族の意見は大切だが本人らしい生活を支えるためには本人の意見が一番大切だと思った、介護する家族に負担が集中しないように本人だけではなく家族もハッピーであることが必要だと思った、グループメンバーから意見をもらうことで多角的にとらえることができた?考えの幅が広がった、本人の強みを活かすためには看護職として他の職種と連携が必要だと思った、高齢のため今後を予測して事前に対応方法を考えておく必要があると思った、など様々な意見がありました。

もちろん、終了後は全員机の消毒を実施しました。

11月14日(土)に、点字と手話の勉強会「てとてん」の永原美弥子さんをお招きして、第2回ボランティア講座が行われました。

今回の講座は、具体的な支援方法を学ぶことを目的とした講座でした。

前半では障がいを持った方々の置かれている状況、特に災害時についての講義や、視覚障がいを持たれている方々への社会的なノーマリゼーションのための取り組みの例などについて学びました。

横断歩道や駅などで流れている、鳥の声や電子音、音声案内の意味を皆さんご存知ですか?私は初めて知る音も多く、また、これらの音が雑踏や電車の走行音などでかき消されてしまうことなど、「そういえばそうだよな」と考えることがたくさんありました。

また、見えていないからこそ触れる前に声をかけること、助けを必要とされていようがいまいが、立ち去る時にも声をかけることなど、当然と言えば当然ですが、でもうっかりしがちなポイントに気づくことができました。

後半では「シニアサイン」について演習を行いました。はっきり口が見えるように、日本語の語感を大事にしながら話すこと、少し身振り手振りを加えるだけで、聞き取りにくい方々ともスムースに会話ができることなど、やって、みて、楽しく学ぶことができました。

 声をかける前に、いきなり手を握ったり、背中や肩をたたいたり、ことさらゆっくりと区切るように話しかけたりなど、普段のコミュニケーションでは絶対にしないのに、無意識のうちにそうしてしまうことに気づかされ、「ない」と思っていても、ひそかに残っている自分の中のバリアに気づいた講座でもありました。

ボランティア講座ではありますが、「ボランティア」という枠に入らなくても、いつでも気持ちよくコミュニケーションをとるために、できることを増やせた講座でした。


永原さんの活動に興味を持たれた方は、千葉市のボランティアセンターのホームページをチェックしてみてください。

 

前半の講義風景 こんなトラブルが起きないようにするにはシニアサインが役立ちます


後半のシニアサイン。何のサインかわかりますか?答えは「電車来たよ!はやく!」