2018年6月アーカイブ

2018年度 第1回目の学部の教員研修会が行われました。

本学では、文科省が推奨する「ルーブリック」を作成?運用し、平成26年度から教育の一部に取り入れています。

 

「ルーブリック」は、主体的な学修を促す方法として有効だといわれていますが、本学でも、学生が学ぶべき方向性と段階の基準を示すことにより、「学生自身が主体的に学べるようになる」「学びを積み重ねていくことができる」「目指すべき能力についての、教員と学生のコミュニケーションツールとなる」「評価基準の均一化が図れる」などの様々な利点があり、学部や学科独自のルーブリックを作成し活用しています。

 

 

現在、本学には大きく分けて

① 学士力ルーブリック

② コモンルーブリック

③ 教室外体験学習(臨地実習)におけるルーブリック

④ 科目のルーブリック

が作成されています。

 

看護栄養学部では、今までも様々な取り組みをしてきました。

その中でも看護学科の私が一番印象に残っているのが、

教員が一同になって「目指すべき学生像」を話し合い、みんなで作成した『倫理観』のルーブリックです。

 

 

同じ学部にいても、それぞれ教員の大切にしている教育の内容は少しずつ違います。

でもそれを「建学の精神」や「3つのポリシー」を基軸にして話し合い、「こんな学生さんに育ってほしい」という学生像を教職員で一同となって描いていく作業は、とても充実した作業でした。

 

新しい教員も増えて、新しい風が吹いて、これからも発展し続ける看護栄養学部。

それぞれの科目でルーブリックの実施には結びついているものの、4年間での学びの評価をどのようにしていくかなどの課題もあります。

 

今後のルーブリックを用いた効果的な教育のため、今日は学科の教員が集まり、本学部のルーブリックの活用状況と課題について、FD委員会の主催で小川純子准教授に講義をいただきました。

このように看護栄養学部では、日々学生さんへの効果的な教育のための取り組みをしています。

 

これからも、教職員同士の叡智を集結し、学びの多いキャンパスにしていきたいと思います。

梅雨の季節で、朝は雨も心配される中でのオープンキャンパスの開催でしたが、たくさんの方にご来場していただきました。


 

これから始まるオープンキャンパス



 

学生さんもSHUKUTOKUMAもお出迎えです


 

そして、学科別のオリエンテーションが始まりました。

 

AO?推薦入試を受験するためには、本オリエンテーションの受講が必須となります。

 

188体育平台_188体育博彩-【官方唯一授权】@や看護学科?栄養学科ではどのような理念のもと教育を行っているのかを両学科長から説明がありました。

 

 

このあとは、模擬授業がありました。

看護学科は、小川純子先生の『対人関係援助論』から、より良い対人関係のために自分を知ってみようというテーマで自分を知る体験をしました。



 栄養学科では、尾形真規子先生による「更年期女性の栄養管理」に関する模擬授業がありました。



 

昼食は、学食『リラ?カフェ』にて実際の学食を体験していただきました。

おいしいと大好評でした。


  

その後は、両学科の体験ブースです。

 

看護学科は『赤ちゃんをお風呂にいれてあげましょう』をテーマに実際に赤ちゃんをお風呂に入れる体験をしていただきました。


 

 

看護学科4年生の優秀な学生さんが優しくサポートします。

みんなとても楽しそうです。



 

こちらは栄養学科です。

 

『分析機器を使って溶液中の成分を調べる』をテーマに、実際に分析機器に触れていただきました。



 

そして入試対策講座として、本日は『小論文対策』です。

 

河野洋子教授が、小論文対策の要点をわかりやすく解説しています。




 これらの他にも、本学科の学生によるキャンパスツアーや教職員による個別相談や在学生相談など様々な催しがありました。

 

在学生が大学生活のあれこれを楽しく説明しています。

どこのブースも笑い声が絶えない楽しそうな雰囲気でした。










今回は、1年生前期に行う調理学実習Ⅰについて紹介します。

 

皆さんは、管理栄養士にどんなイメージがありますか?

 

栄養の専門家、病院の食事を考える人、患者さんに栄養指導をする???など、栄養の知識を活かした職業だというイメージがあるかもしれませんが、人々の食生活に関わっていく上で、調理の知識や経験も非常に大事になってきます。

 

そこで調理学実習Ⅰでは、調理学、調理科学に基づいて、食べ物の調理に関する基本的な知識と調理技術を習得していきます。 

 

 

本実習では、全15回に渡って「和風料理」、「洋風料理」、「中華料理」を作りますが、今回のメニューは洋風料理の「ハンバーグステーキ」、「ライス」、「ポタージュ」、「クッキー」です!



 

先生によるデモンストレーションが終わると一斉に調理開始!



時間内にメニューを完成させるため、作業を分担して効率化



先生の説明をメモしたマイレシピ。きちんと書き留めればレポート作成にも役立ちます!


 


調理中の一コマ。みんなで調理を楽しむのも大事!


 


きれいに盛り付けたら先生に最終チェックをしてもらいます。配膳位置は大丈夫かな?

 

 

実は、今回のメインディッシュであるハンバーグには、重要な学びのポイントが隠れています。

  

ハンバーグはひき肉に「塩」をこねて作りますが、これは味付け以外に重要な意味があります。

  

肉に含まれる「ミオシン」や「アクチン」というタンパク質はひき肉の粘りを生み、ハンバーグの形を保つのに役立っていますが、これらのタンパク質は塩に溶ける性質があるため、塩を入れることで効率よく抽出されてひき肉同士が崩れにくくなるというわけです。

  

このように、調理学実習Ⅰでは調理技術を身につけるだけでなく、食品の性質を学ぶ絶好の場でもあるのです。

 

是非、栄養に関することだけでなく、食品の豆知識も正しく伝えられる管理栄養士を目指してください?

 

 

 

 







618日(月)

松ヶ丘地区の高齢者ボランティア、約40名の方々にご協力をいただき、看護学科の2年次生が【昔の生活と遊び学習】を行いました。


 

こちらは『あやとり』です。

四段梯子や一人あやとり、カメなどのあやとりを教えていただきました。



 

こちらは『お手玉』です。

 

器用に345個のお手玉を回すお姿には、圧倒されてしまいました。



 

こちらは、『折り紙』です。

 

「鶴」の折り方や「まり」の折り方などを教えていただきました。



 

こちらは『百人一首』

 

学生さんたちも「次こそは…」と一生懸命です。



 

こちらは『詩吟』です。いろいろな「詩」を歌にしているという詩吟。

 

その詩は、どんな意味があるのだろう?解説をしていただきながら詩吟を聞かせていただきました。


 

こちらは『昔の生活』について、写真や流行した歌などを教えていただきました。

 

学生は、昔の歌はテンポがゆっくりでとても歌いやすいと感じたようです。始めて聞いた歌も多く一生懸命歌っていました。





こちらは『メンコ』

どうやって投げたら、相手のメンコをひっくり返すことができるのだろう?

技を教えていただきながら、楽しいひと時を過ごしました。



こちらは『コマ』です。

紐を使ってコマを回す技を拝見して、思わず学生からは「わーすごい」という歓声が聞こえました。自分たちでも実際に回せたときのうれしそうな表情…、見ていた私も楽しくなりました。

 

こちらは『竹とんぼ』

教室の中だったので、高く遠くには飛ばせませんでしたが、それでも飛ばし方のコツを教えていただきながら、楽しみました。



 

そして、最後にこちらは『将棋』

 

将棋の技術は学生それぞれ???。「駒の進み方」から教えていただいている学生もいました。

男子学生は、真剣なまなざしで、次なる一手を考えています。



 

写真は、ほんの一場面です。

 

本当に楽しいひと時を過ごさせていただきました。

 

 

 

どのような時代背景の中で幼少期を過ごされてきたのか、様々な遊びや生活体験のお話をお伺いして、学生にとっては、机上では学ぶことができないかけがえのない素晴らしい体験となりました。

 

ボランティアの方からも、「久々に昔の遊びを学生さんたちに教えて、童心にかえった」など、ありがたいお言葉もいただきました。

 

 

 

もう一つの場面では、本学の教員が、松ヶ丘地区にある「ひだまり」で健康教育を実施しました。

 

テーマは「笑う門には健康来る!!」

笑いには、どのような効果があるか、講義をしました。

 

 

 

 

こちらも地域の方々と、とても楽しいひと時を過ごさせていただきました。

 

 

 

 

今回も松ヶ丘地区の皆さんと楽しいひと時を過ごすことができました。

 

 

 

 





開学から早11年???

1期生だった卒業生も、いまでは立派な中堅ナース。

実習に行くと頼もしく学生に指導をしてくれるようになりました。

 

そんな卒業生からは

「自分たちが着た白衣がなくなってしまうのは、とてもさみしい」と惜しむ声が多かった旧デザインの白衣。

数年前の基礎看護実習Ⅰでの場面です。

 

 

それでも、私たちは本学50周年記念のキャッチフレーズにもあった
「かわらないもの。かわってゆくこと。」
このコンセプトを大切に新しい一歩を踏み出しました。

機能性とデザインを重視したナースウェア
エンジ色とブルーの2色、大学の公式キャラクターである「SHUKUTO KUMA」が
腕の部分に入っているものと入っていないもの???全部で4種類あります。 

今日は、ナースウェアを着用して「看護学入門」を受講します。
新しいナースウェアに身を包んだ学生さん
身だしなみも整えて、身が引き締まる思いです。

初めてのナースウェアに身を包んで、緊張した面持ちです! 

もう一組、廊下で声をかけてみました。



後姿



 

「憧れだった看護師さんに一歩近づいた感じがします」 

「ちょっとドキドキします」いろいろな声が聞かれました。

着心地はとても良いようです。

 

 

かわいい「SHUKUTO KUMA」のロゴ入りナースウェア。
「SHUKUTO KUMA」もみんなを応援してくれているようです。

頑張れ。未来のナース。
学生さんの一人一人が、理想の看護師像に近づけるように
教職員一同、いつも応援しています。


本年度より1年生向け(7期生)に管理栄養士教育を受ける上で最低限必要な知識?感覚を学んでもらうセミナーを始めております。

 

普段の授業では味わえない感覚的授業です。計7回行い、報告書の書き方講座、目で見た食材を直感的に重さや栄養素を知る講座、それに準じた計算方法などを行っております。

 

上級生になる前にこうした経験をすることで、これから学ぶ授業の一助となることと思います。頑張ってください。




 

 

今回は、3年生前期に行う臨床栄養学実習Ⅱについてご紹介します。

臨床栄養学では、病院管理栄養士の業務の1つ、さまざまな疾患や病態に対する栄養管理について学ぶ授業です。実習では、ある疾患を持つ患者さんがいると想定して、どのような栄養管理が適切か、どのような献立を提供するか、病院管理栄養士の業務を実践します。「Ⅱ」というからには当然「Ⅰ」があるわけですが、こちらは2年生後期に行われます。

さて、今回の授業は「がんサバイバーの方への栄養管理」がテーマです。前回までの3回の授業でがんに対しての症例検討(疾患を持つ方の食事や栄養面の問題点を見つけ、どうすれば適切な栄養素量やエネルギーが摂れるか、検討することです)を行い、今回は自分たちでたてた献立を実際に調理します。臨床栄養学実習では患者さんにおいしい食事を提供することも学修の1つなので、調理実習も行います。

前回の授業でがんサバイバーの方の病態や副作用について調べ、その方の家族構成や職業、生活習慣、そして必要な栄養素量?エネルギーを自分たちで設定した上で献立を作りました。食材の発注書も自分たちで作ります。

きちんと身だしなみを整えたら調理開始です。グループワークで行うので、班のメンバーで協力しながら進めていきます。

調理実習も3年目なので、手際よく進められています。

調理が終了したら献立の設定やポイントについて発表します。班ごとに発表し、先生から講評をいただきます。他の班の人たちは熱心にメモを取っています。

 

発表がすべて終わったら試食です。自分たちで作ったものはもちろん、他の班で作った献立も試食して勉強します。試食することによって、その献立がその副作用に適した献立なのか、改めて検討できます。

この日作成された献立の1つです。この班では副作用に吐き気や嘔吐、食欲不振があるという設定で献立を作りました。食欲不振の方でも食べやすく、さっぱりとした味わいのほうじ茶のお茶漬け、豚しゃぶ、ほうれん草のお浸し、ぶどうゼリーです。写真ではわかりにくいのですが、お茶漬けのごはんは三角のおむすびに握られています。

 

 

 

 

 

 

514()から2週間、看護学科の4年生が、看護学実習の最終段階として、各自の課題を補充、強化、発展させるために、希望領域での看護実践を行いました。

 

61()に、その実習成果を発表する「全体発表会」が開催されました。

発表会には、たくさんのご来賓の方にいらしていただき、貴重なご講評をいただきました。

 

発表会の企画運営も、すべて学生さんが行いました。緊張の面持ちで司会を務める学生さん

 

学科長からのご挨拶

 

学生さんも真剣そのものです

 

トップバッターは、「成人看護領域(回復期)」

 

在宅に復帰していくにあたり、多職種連携の大切さと看護師の役割に関する学びが発表されました。


学生からの質問に応答する学生???

 

「成人看護領域(緩和)」

実際に病棟で関わらせていただいた方のスピリチュアルペインに関する学びが発表されました。




 「基礎看護領域」

患者さんに寄り添うとはどういうことか?

「看護師になって複数受け持ちになったときに、寄り添った看護を実践するためにはどうしたらよいのか?」学生さんたちが真剣に悩み考えた学びが発表されました。

 

「母性看護領域」

助産院やジョイセフにおける実習の学びと、学生さんたちが実際に企画運営した「ピア?エデュケーション(性教育)」と「母親学級」の学びが発表されました。

 

「小児看護領域」

NICUから障がい児看護と様々な施設で実習を行い、それぞれの学びを発達を促す看護、親力を促進する看護、子どもと家族を支える多職種連携という3つの視点からまとめて発表しました。

 

 「老年看護領域」

老年看護領域では、認知症を持つ方への関わりの中で、その方が現在まで生きてきた生活背景を理解し、役割をもって生活していけるように支援する看護の大切さなどについて発表されました。


 「在宅看護領域」

地域包括ケアシステム~看護の役割と継続性~というテーマで発表がなされました。

 

「精神看護領域」

患者さんの個別性にあった関係構築に関すること、退院に向けた援助、自己決定に関する支援についての学びが発表されました。

 

本当に多くの学びを共有することができました。

大変お忙しい中、ご指導を賜りました実習施設の皆様、本当にありがとうございました。

学生一人ひとりがこの実習で、自らの看護観を深めることができたと思います。

 

卒業まで、あと9か月???

4年間の集大成である卒業論文と、国家試験が待っています。

頑張れ、4年生。いつも応援しています。



防災教育の一環として、教職員を対象とした防災訓練を実施しました。

災害発生時における学内の安全経路や避難器具?防災備蓄庫の確認と、学生を守るために各自がやるべきことについて、防災意識の向上を図りました。

8月には、学生の皆さんと合同での防災訓練を予定し、負傷者の搬送等、実践形式で実施する予定です。