2021年7月アーカイブ

こんにちは!季節は夏へと変わり、暑さが厳しい日が続いています。本学は前期の授業が終了し、夏休みを迎えました。

今回は3年生前期に履修する『栄養教育論実習Ⅱ』の実習を紹介します。この実習は、2年生後期に履修する「栄養教育実習Ⅰ」、同じく3年生前期に履修の「栄養教育論Ⅲ」の知識を基に学修する科目で、対象者の行動変容に必要な行動科学理論や、カウンセリングの視点?技法等について、事例や体験学習を通じて理解し、様々な場面で適切なコミュニケーションがとれるようにすることが目標になっています。

全15回中、第13?14回目の実習では、個別の栄養教育について、体験学習を通して学ぶために、教員がクライエント役となり、ロールプレイによる個別の栄養教育を実践しました。

 


この実践をした学生からの感想として、

「クライエントを目の前にすると早く言葉を返さなければならないという焦りから、聞くだけ聞いて、答えについてあまり考えられずに次の話題に変えてしまった。緊張や焦りから思っていた通りのカウンセリングが全くできなかった。」

「クライエントの問題点や目標を見つけるのに必死で、クライエントへの共感や受容の態度を取るのがおろそかになってしまった。」

「事前に準備をしていたにも関わらず、質問しようとしていたことや、準備していた資料を全く使うことが出来ず、自分の勉強不足を痛感した。」

「講義を聞いていると自分もできるかなと思っていたけれど、実際にやっていると自分の知識の少なさを実感し、もっと勉強する必要があると思った。」

「準備性がどの段階かを見極めるための質問をすることの難しさを感じた。」等があり、自分の思っていた通りに進めることが出来なかった残念な気持ちや、反省がありました。


また、「日常生活において、コミュニケーションや質問を積極的に行い、会話力を身につけていきたいと思った。」「自分の知識を伝えるのではなく、その人のことをよく見て、それぞれに合った対応をしていくことが大切だと思った。」「クライエントにも考えていることや思っていることがたくさんあるということを学び、クライエント主体で問題解決をしなければならないと実感した。」「クライエントは言いたいことや悩みをストレートに言わず、遠回しに言ってくるように思った。クライエントの発言から、クライエント自身の本当の心理を読み取らなければならないと感じた。」、等の感想もあり、この実習を通して、新たな目標や今後の自分に必要なことに気付くことも出来たようです。

コロナ禍で実験実習の実施には一部制限がありますが、その中でも学生たちは、様々なことを体験?経験し、学びを深めています。

今年も仏教看護論が開講されました!!

188体育平台_188体育博彩-【官方唯一授权】@看護学科の独自の学びの一つに「仏教看護論」があります。

今年も浄土宗光照院の住職であり、臨床佛教研究所研究員も務められている吉水岳彦先生に講義をしていただきました。

仏教看護論では、第一回目の講義で宗教について正しい知識を身に付けることから始めていきます。

その後、大乗仏教の教えについて学びながら、病むことや老いていく過程で体験する「喪失」や「苦しみ」の意味を考えるために、「遺書作成ワーク」や「傾聴(敬聴)ワーク」などにも取り組みました

私たち、看護師の仕事は人の生老病死に向き合う仕事です。とても責任も重い仕事ですし、対象者の「苦悩」に共に向き合うことから共感性疲労もとても強い職業といわれています。

そのため、仏教看護論では、看護の対象者のみならず、自分自身を大切にすることの大切さを学ぶために「慈しみの瞑想」など、セルフケアの方法についても学びました。

学生の学びの一部です

  • 本当の意味で「相手に寄り添う」ということの意味を深く考えることができた。

  • 患者の心の「苦しみ」や「怒り」、「痛み」などを安心して表出できるような環境を作っていくことも看護師の大切な役割だと思った。

  • 仏教看護論の講義では、当たり前のことを当たり前と思わず、周囲への感謝の気持ちや思いやりの気持ちを持つことの大切さ、尊さなどを感じた。

  • 自分のことも相手のことも同様に、心から大切にできる人間になりたいと思った。

  • 今まで自分は「死」というものに向き合ったことがなかったが、看護の対象者は、「死」と向き合っている方々も多く、学生時代に一度「死」というものと真剣に向き合うことができてよかった。

今年も仏教看護論を通して、看護師として、一人の人間として、生きていく上で、とても大切な事柄をたくさん学ぶことができました。

 

これらの学びや気づきを忘れず、たくさんの人の心を照らせる人になっていってくださいね。心から応援しています。

皆さんこんにちは!

 

5月に、「保健師課程特集!」と題して保健師についての内容を記載させていただいた、看護学科3年 向日葵と百合です。

 

2021年も半年が過ぎ、これから夏を迎えようとしています。コロナ禍も続き、様々な制限の中で新たな生活に適応しようとしている事だと思います。

マスクの着用が当たり前になっている中で、着用自体がストレスに感じてしまう季節ですが、今はみんなで感染拡大を徹底して乗り越えていきましょう。

「言われなくても徹底してるよ!」と言った声がたくさん聞こえそうなので、固い話はここまでにして???(笑)

 

さて、看護学科3年生の向日葵は男子学生で、百合は女子学生です。

そこで男性目線?女性目線から看護学生の日常を紹介させていただきたいと思います!

 

初めに、向日葵から男子看護学生としての日常をお話しさせてもらいます。

 

高校生の皆さん、特に男子高校生の皆さん!

看護学科は女性が9割を占めており、年々増えてきていとはいえ今もまだ男子学生は少ないのが現状です。確かに、私も入学式では女性の多さに圧倒されました…。

 

ですが、忙しい日々の中で講義や実習と、たくさんの同級生とグループを組み共に学ぶことで、自然と友好関係は築くことができるので何も心配しないでください!

何よりも、看護師になりたい!という同じ思い、夢の実現のために努力することはかけがえのない素晴らしい経験であり、自然と性別を超えた強い友情へと繋がると思います。


一足先に女性社会を経験した男子学生として、胸を張って言えることです!

 

続いては、百合から女性目線のお話です!

私は女子大学生3年生の立場から、友好関係について話していきますね。

 

最近は男子看護学生も増えてきてはいますが、やっぱりまだ女子看護学生の方が断然多いですよね。

 

この188体育平台_188体育博彩-【官方唯一授权】@の看護学科も同様に、女性の方が多いです!

そこで懸念されるのが…「女性社会は怖い」ということではないでしょうか?

私も実際、入学前は不安や緊張が大きく、友好関係を築くことができるのか心配していました。

 

しかしここで、私の一意見として言わせていただきます。

決して怖がることはありません!!

 

たしかに仲のいいグループに分かれたりはしていますが、授業内でグループワークを行うことが多いため、多くの学生と関わることとなります。そこで話が弾んで新たに仲良くなることも実際にあるので、ほとんどの人と話す機会が設けられます。

私はそこで新たに話す人の特徴やいい所を見つけるのを楽しみにしています。

 

私の卒業までの目標は、同学年全員と話をすることです(笑)。

これを目標に、今後も学校生活を充実させていきたいと思っています!

 

これからも、看護学生の生の声として様々なことを発信していきたいと思います。

 

以上、向日葵,百合でした!



188体育平台_188体育博彩-【官方唯一授权】@ 3 年 7 月 10 日(土)に188体育平台_188体育博彩-【官方唯一授权】@校友会との共催で、卒業生の集いを開催いたしました。


詳しくはこちらをご覧ください。

こんにちは!

梅雨入りをし、安定しない天気が続きていますが大学では感染予防をしながらも、対面で授業を行っています。


今回は1年生前学期に行われる『調理学実習』をのぞいてみましょう。


調理学実習は、基本的な調理操作や調理器具や機器の使い方等など調理技術の体験と習得を目的として実習を行っています。


今回の授業内容は洋食の料理で、コンソメスープ、コートレット、マセドアンサラダ、マドレーヌを作ります。

どのような料理なのか楽しみですね。

 

師範台にて先生のデモンストレーションを受けている様子です。

作業のポイントや、食材の切り方など必死にメモをとっていました。

大学ではメモは必須です!この後に調理作業に大きくかかわります。

 

ここから、各班に分かれて調理開始です!

コロナ禍の影響もあり、例年の半分の人数で実習を行っています。

少人数でも各班協力をして実習に取り組んでいますね。

実習中には担当教員が見て回り、丁寧に指導されていました。

先生が見て回って下さると安心して調理ができますね。

コートレットの添え物の人参を切っています。

シャトー切りという切り方で丸くなるように面取りをしていきます。

皆さん綺麗に切れていました。

‘ドンドンドンドン‘と調理室に音が響き渡っています!

コートレット用のお肉をたたいていました。

たたくことで繊維をつぶし、お肉を柔らかくしているようです。

完成!!

コンソメスープはお肉、野菜から出汁をとりました。

顆粒とは違う味を感じることができますね。

授業では和食、洋食、中華の出汁のとり方の違いを学ぶことができます。

 

また、料理に合った野菜の切り方をすることでおいしさ、見栄えが良くなりますね。

どの料理も美味しそうです!

実習後は試食です。皆さん美味しそうに食べていました。

感染対策として一方方向を向いて黙食で試食しています。

 

今後もこのように対策を行いながら、学生が楽しく学習できるようしていきます。