2019年10月アーカイブ

2019年10月18日(金)

看護栄養学部のボランティアサークル「Making project in Shukutoku」のメンバー12名+教員1名の計13名で、近隣病院の装飾ボランティア活動に行ってきました。

 

Making project in Shukutokuは、2014年に発足し今年で6年目を迎えます。

活動メンバーは看護栄養学部の2年生と1年生が中心に活動しています。

具体的な活動内容は、近隣病院の外来ホールや外来診察待合の廊下?壁などの飾りつけをしています。

小児科外来の診察待合では、廊下の壁に動物やかわいいキャラクター等の装飾を施し、病院を訪れたお子様やご家族が少しでも心和むことを願って活動しています。

四季に合わせて、各シーズンごとに装飾を取り換えています。

 

今回は、秋の装飾をしました。

紅葉?落ち葉?焼き芋など季節感が感じられるものを意識した作品として仕上がるように工夫しました。

この日のために、たくさんの折り紙や色画用紙、工作道具を用いてハサミや糊?テープなどを駆使し作品の土台を作りあげました。

これらひとつひとつを、丁寧に張り合わせていきます。

本番になってみないと出来栄えが確認できないのですが、そこがまたワクワク?ドキドキでもあります。

それらを持って、いざ病院へ向けて大学を出発しました。

途中で臨地実習から大学へ戻る3年生の先輩とすれ違いました。

先輩のユニフォーム(ナース服)姿を見ながら、来年は自分たちが実習に行くんだなぁと思いを馳せる学生もいました。

16:30過ぎに病院につき、職員さんに活動の許可をいただきました。

いざ、活動開始です!!

外来ホールでは、すでに患者さんの姿はほとんどなく、時々お見舞いの方や病院の職員さんが通り過ぎました。

中には、私たちに声をかけてくださる方もいて大変うれしく思いました。

実際の作業では、全体のデザインを考えながら、それぞれのパート毎に分かれて貼る作業を行います。

いくつものたくさんの作品を貼り合わせ、全体を構成していくので難しいですが、チームワークの見せ所です。

みんなで協力して行う様子はテキパキしていました。

 

 

終了後は、職員さんにお礼の言葉をかけていただき、お茶をいただきながら楽しいひと時を過ごしました。

台風15号や19号のときの病院の停電や、その後の対応の様子など臨場感あふれるお話を聞き、職員さんたちのプロ意識を目の当たりにしたことは大変勉強になりました。

 

これからも、病院を利用する皆様のために、少しでも心和む空間を提供していくことができたら嬉しいです?

 

 

 

看護学科では、選択制により保健師国家資格の受験資格を得ることが出来ます。

 

4年生保健師課程科目である公衆衛生看護展開実習では、市町村保健センターでの実習、産業保健実習(君津製製鉄所、君津健康センター)、学校保健実習(千葉市内の小学校)を行いました。10月18日(金曜)に、4年生30名による本科目の発表会がありました。

 

今回は、主に学校保健と産業保健での学びをグループワークで検討し、学生主体で発表会を進行しました。

どのグループも、これまでの学びや市町保健センター実習での経験を踏まえた積極的なディスカッションを行い、非常に実りある発表会となりました。

 

これまでの学びの集大成を発表しました。

学校保健の養護教諭や産業保健師の役割について実習で学んだことをカテゴリー化し、それぞれのつながりについて検討しました。

工場での挨拶「ご安全に!」に込められた思いを、専門的な視点で考察することができました。

全員で記念撮影!教員一同、国家試験の全員合格と卒業後の活躍を期待しています!

188体育平台_188体育博彩-【官方唯一授权】@の後期授業が始まって一か月ちょっと立ちました。段々秋も深まっていく中、淑徳の学生もより一層、勉強に励んでいます。

 

先日行われた臨床栄養学実習Ⅰで、栄養学科2年生は初めて病院食の調理を経験しました。

臨床栄養学実習Ⅰは病院で患者さんが食べる食事について学ぶ授業です。病院食は、病気によって栄養素の制限があるのでそれに対応した献立を立てたり、料理の形態を患者さんが食べやすいようにしたりする必要があります。

今回は咀嚼や嚥下が難しい方へ提供する、流動食や分粥食の調理を行いました。

流動食や分粥食の調理では基本的に、食材を小さくしたり、柔らかく煮込んだりします。ポタージュスープやお粥、ハンバーグなどを想像するとわかりやすいと思います。でも野菜などの食材によっては、小さくしても口の中や食道に張り付いてしまい、逆に別の病気の原因になることもあります。また、柔らかく煮込むときでも、ただ柔らかくすればいいのではなく、その人の食べる力によって柔らかさを変える必要があるので、なかなか難しいのです。

 

授業の説明を先生から聞いた後は、さっそく調理に入ります。この授業はグループワークで行われるので、班員が協力して調理を進めます。

  

調理作業が出来る場所や、使える道具は限られているので、手順を考え、手際よく進めていきます。

  

今回の実習では胃腸が特に弱っているときの流動食、舌や歯ぐきでつぶせる硬さの五分粥食、五分粥食より更に柔らかい三分粥食を作りました。

  

こちらは五分粥食です。

写真下段の左がおもゆとお粥が半分ずつ入った五分粥、右がとろろ汁です。

写真上段の右が主菜のささみとかぶの煮物で、左が白菜のおひたしです。おひたしは白菜の葉先だけを使ってやわらかく茹でています。

煮物も食べやすい工夫がされています。ささみは一度蒸して、ほぐしてから煮込んでいます。また、おいしそうに見えるように、にんじんを薄めに切ってから花型に抜いて、きれいに盛り付けられています。

 

作ったものは試食をして、流動食、三分粥食、五分粥食の違いを確認します。

  

試食のあとは、今回の実習について感想や、学んだことの発表です。

柔らかさがわからなくて難しかった、きれいに盛り付けをしておいしそうに見せなければならないと思ったなど、気が付いたことや学んだことがたくさんありました。

 

2年生は今まで、管理栄養士になるための基本的な知識を身に付ける授業が殆どでしたが、これからはより専門的で実践的な内容の授業が多くなっていきます。

臨床栄養学実習Ⅰでも糖尿病や腎臓病など疾患ごとの病院食について学んでいきます。

 

自分が目標とする、すてきな管理栄養士を目指して、これからも頑張っていきます!

10月17日(木) 18時から本年度第2回目の公開講座が開講されました。

今回は、東京大学大学院医学系研究科 真田 弘美教授 をお招きして、「ケアイノベーションーケアにおける技術革新―」についてご講演いただきました。
真田教授は、看護学と理学?工学とを融合させ、看護技術におけるイノベーションに取り組まれています。

今回のご講演では、そのケアイノベーションに関してのご紹介と臨床の現場にどのようにいかしていくかなどについてお話をいただきました。
看護学と異分野の融合から生まれるケアは正にイノベーションでした。
ご紹介していただいたものの一つに、「体圧を常時測定しながら最適な内圧に自動調整をしてくれるロボティックマットレス」がありました。
身体が思うように動かなくなったとき、多くの医療現場では、時間を決めて看護師などが患者さんの体位変換をして、患者さんの苦痛を軽減したり、床ずれ(褥瘡)を防いだりしています。現在でも、体圧を分散させるためのマットレスなどはありましたが、真田先生が開発された夢のロボスティックマットレスは、常時患者さんの体圧や睡眠状態を測定し、マットレスが自動で体圧を分散させるように動いてくれるものです。

このような新しい取り組みは、臨床で行われている看護にどのようなケアイノベーションをもたらすのか???拝聴していてとてもワクワクしてきました。
看護学と異分野を融合させることで、新しい看護の可能性がまた一つ広がりました。
人間がAI(ロボット)に使われるのではなく、ロボットを人間がどのように使うかを考えていくことが、看護の新たな可能性を広げていく一つの鍵となると感じました。 このような技術革新は、看護者のみならず患者さんにとっても様々な利益をもたらせてくれるものになるでしょう。
私たちが日々行っている看護も、「これがベスト」と奢ることなく、常によりよいものへとイノベーションしていく姿勢が大切であると感じました。

いよいよ今年も10月を迎え、本学栄養学科も後学期の授業が着々と進んでおります。

 

大学受験を控える皆さんは、部活動最後の大会が終わり、本格的に受験勉強に取り組もうとしている方、毎日夏期講習などに通って受験勉強に励んだ方、目指す大学のオープンキャンパスに参加し、大学受験の士気を高めた方など、今後に向けてそれぞれの形で夏休みを過ごされたかと思います。

 

栄養学科ブログでは、今後も「栄養学科の実験実習を覗いてみよう」シリーズを掲載していきますので、是非、志望校決定の参考にしていただければ幸いです。

 

さて、今回のブログは2年次後期の栄養生化学実験について紹介します!

 

実験風景の一コマ。一班5、6人で協力して実験を行います。

  

栄養生化学実験は、2年次前期の生化学実験で習得した手技や知識をベースに、身近な食品に含まれる糖質、脂質、タンパク質といった主要な栄養素について、生化学的手法を使用した実験を進めていきます。

 

今回は、私たちの大事なエネルギー源である「グリコーゲン」について、肝臓と筋肉のどちらに多く含まれているかを実際に目で見て確かめます。

 

教員が実験の方法?注意点などを説明します。しっかり聞いて安全第一で取り組みましょう。

 

鶏のレバーとささ身を肝臓?筋肉として実験に使用します。重量のメモを忘れずに!

 

各組織を強いアルカリ性の溶液に入れて加熱し、細胞内のグリコーゲンを取り出します。

 

加熱中のレバーの様子を確認中。まだ少し時間がかかるかな?

 

いくつかの試薬を入れ、機械で沈殿を生じさせます。容器の底に見える塊にグリコーゲンが含まれています!

  

今回はレバーささ身からグリコーゲンを抽出して終了です。次週、それぞれ何mgのグリコーゲンが含まれているかを測定することになります。

 

「私たちの体のどの臓器にグリコーゲンが含まれているか」、「その量にはどれくらいの差があるか」、「グリコーゲンはどのような時に利用されるのか」など、管理栄養士として必要となる知識はたくさんあります。

 

普段は食品中のグリコーゲンを測定する機会はなかなかありませんが、実験で実際に手を動かしたり、目で見たりと、自ら体験して得た知識は参考書や講義から得た知識とは違った意味をもつのではないでしょうか。

 

今後も実験が多くの学びの場となることを期待しております。  

9月26日(木)

ラーニングコモンズで「たまには抹茶で一息。」が開催されました。

このイベントは、図書室の職員が企画運営をしています。

月に1回のペースで様々なイベントを行い、学生さんにもラーニングコモンズや図書室の機能を知ってもらい、図書の利用や様々な活動につなげてもらおうとするものです。

 

今月は、普段、学業に実習に励む学生さんたちのために教職員が集い本格的な抹茶を立て「ほっと一息。」できる安らぎの時間を提供しました。

 

普段はグループワークや談話、自己学習に用いられているラーニングコモンズですが、今日はその一角に、ほっと心が休まる和の空間ができあがりました。

これらはすべて図書室の方々の手作りです。まさに「おもてなし」の心です。

 

季節の花と掛け軸??そして図書室にある「茶道」に関する書籍の数々???


そして、季節の折り紙???心からのおもてなしの心が伝わってきます。

 

牧野美幸准教授からの「ほっと一息、くつろぎの空間をお楽しみください」とあたたかいご挨拶の後、季節の和菓子が一人一人のお茶席に並びました。


これには、学生さんもうっとり???笑顔がこぼれます。

 

植松先生から「茶道」の基本的な手ほどきについてわかりやすい解説を受けながら、和菓子とお抹茶をいただきました。

 

お茶席はこれが初めてという学生さんもいて、それぞれが貴重な体験となったようです。

普段は勉強することだけに利用していた空間も、癒しの空間となり、学業や実習に追われる学生さんも「ほっと一息」つくことができ、友達同士の交流はもちろんのこと、教職員ともまた楽しい交流を図ることができました。


最後に、このイベントを企画運営した教職員と学生さんと記念撮影をしました。

 みんな素敵な笑顔です。「素敵な空間をありがとう」そんな気持ちでいっぱいになりました。

10月17日(木)には「ビブリオバトル」が予定されています。

皆様、ぜひご参加ください。