栄養学科の実験実習を覗いてみよう『食品衛生学実験~加工食品中の保存料を検出してみよう!~』

皆さんお久しぶりです!

最後に紹介したのが5月、あれから半年が経ってしまいましたが???、今回ついに「栄養学科の実験実習を覗いてみよう」コーナーが復活しました!

 

188体育平台_188体育博彩-【官方唯一授权】@看護栄養学部栄養学科のブログでは、昨年度に引き続き色々な実験実習を紹介していく予定でしたが、188体育平台_188体育博彩-【官方唯一授权】@の影響で遠隔授業といった新しい様式の授業が始まり、今年度はこれらを中心に紹介してきました。

 

厚生労働省が新しい生活様式の実践を呼び掛けている中、本学栄養学科では万全な感染症対策を行い、少しずつ対面授業を再開しています。

これまでも対面実験の取り組みは紹介してきましたが、今回は2年生後期の実験により踏み込んで、「食品衛生学実験」をピックアップしてみました!

 

おつまみで有名な「さきイカ」の保存料を検出するそうなので、早速覗いてみましょう!

これまでの感染症対策に引き続き、1クラスの人数を半分にしています。換気のために窓を開放しているので、秋のひんやりとした空気が実験室を包みます。

 

このガラス器具は実験成功のカギを握る「分液ロート」です。性質の異なる溶液を分けて集めるために使います。

 

担当教員が分液ロートの使い方を丁寧に説明してくれます。あとは実践あるのみ!

 

さあ、実験開始!色々な実験器具を駆使して作業を進めます。

ちなみに分液ロートの中の液体には、さきイカに含まれている保存料が溶けています。

 

分液ロートに試薬を入れていますね。駒込ピペットの使い方もバッチリです。

 

分液ロート内の液体をビーカーに出しているのですが、この作業、簡単そうに見えて実はとても繊細です(写真撮影で邪魔してごめんなさい)。

 

最後に、分液ロートを使って抽出したさきイカの保存料を、紫外可視分光光度計と呼ばれる装置で検出します。この後、さきイカには保存料がどれくらい入っていたかをレポートにまとめます。果たして結果はいかに????

 

 

なかなか難しい内容だったかもしれませんが、食品衛生の世界が少しでもイメージできたでしょうか?

 

管理栄養士は、医療現場では患者さん、福祉施設では高齢者の方々、ドラッグストアでは地域の人々など、色々な人の栄養状態をサポートするのが仕事です。

傷んでいる食べ物で患者さんのご飯を作ってしまったり、有害な成分が含まれる食べ物を勧めたりして、食中毒を起こしてしまったら大変ですよね。

加工食品に含まれる添加物のとり過ぎも心配です。

 

そこで管理栄養士は、栄養についての知識に加えて、「食に関わる者」として食の安全や衛生管理についての知識も必要になってくるわけです。

 

高校生の皆さん、栄養だけでなく、どんなことでも「食」について興味があれば、管理栄養士の道は開けています!

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