コロナ禍で学生さんたちが考えたボランティア活動 ―壁装飾を行いましたー

年末年始のこの季節。

通常であれば、様々な形で学生さんたちが病院や施設へ直接伺ってクリスマス会や学習ボランティアなどに参加しているのですが、今年はコロナ禍でそれも叶いません。

 

そのような中、子どものためのボランティアサークル「Shukutokids」の学生さんから、直接会えない中でも少しでもクリスマスを楽しく過ごしてもらいたい!!とクリスマスに向けた壁装飾のボランティアの申し出を受けました。

学生さん自ら名乗りを上げてくれたこと、本当に頼もしく嬉しい出来事でした。

 

壁装飾を作成する際にも、感染防止対策のため、少人数の学生で行いました。

バルーンアートについては、栄養学科の1年生の学生さんが作成しました。

AO入試で合格が決まってから、クリニクラウン(※1)の動画を見て、ボランティアにいかせるのではないかとバルーンアートの勉強を始めたそうです。

 「サンタクロースとトナカイが乗ったクリスマスリース」と子どもたち一人一人へのプレゼントに70個の「手のひらサイズのクマ人形」を作ってくれました。

 

壁装飾は、看護学科の2年生の学生さんが中心となって作成してくれました。


 

ブログに掲載したいとお願いすると「Shukutokids」の代表学生さんが文章も作成してくれました。

 

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Shukutokids では入院中の子どもやそのきょうだいとの遊びを通して関わり方を学ぶ、看護学生として看護師の役割や病院の機能を学ぶことを目的として活動しています。

 例年、千葉県子ども病院と千葉県千葉リハビリテーションセンターにて折り紙やトランプ遊び、宿題や勉強の手伝いなどを行って交流してきました。しかし新型コロナ感染症拡大の影響により病院への訪問ができなくなり、これまでの活動が困難になってしまいました。

 そんななかで今回、直接会えない中でも少しでもクリスマスを楽しく過ごしてもらえればと考え、千葉県千葉リハビリテーションセンターの皆様にご協力いただき子どもたちに向け壁装飾やバルーンアートを送りました。

 感染症対策としてサークルメンバーの各自が分担し作成にあたり、消毒が可能になるよう壁装飾にはラミネート加工をするなど工夫して活動を行いました。

今後も例年とは違う形でも、子どもたちと関われるように活動していきたいと思います。

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バルーンアートの制作が終わった後、千葉県千葉リハビリテーションセンターに作品の数々を届けました。病棟の入り口には、1週間前に届けたリースが飾られていました。

 

 

 コロナ禍で中々思うようにボランティア活動ができませんが、そのような中でも学生さんたちと知恵と力を合わせて、活動の幅を広げていきたいと思います。

 

(※1)クリニクラウンとは、病院(クリニック)を訪問する道化師(クラウン)のこと。入院生活を送るこどもたちとの遊びや関わりを通して、こどもたちの成長をサポートしています。